国産の木材を利用した住宅は高いのでは? と思われている方がたくさんいらっしゃると思います。
たしかに外国産の集成材の廉価品よりは高くなりますが、国内林業の 衰退を防ぐために地方自治体がそれぞれに、地元の木材を利用する場合に 限って、補助金制度を打ち出しています。これらを使うことで、県によっては 逆に経済的になる地域も存在します。
たとえば当社がある兵庫県においては県産材を60%以上使えば 固定金利2.0%で2000万円まで25年間借りられます。 これは他の住宅金融公庫や民間ローンの一番安いところと 比較しても支払総額で見た場合に少なくとも400万円は安く上がります。(2004年8月現在) 詳しくは兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度
そこまで有利な制度は少ないかもしれませんが、利用しないのはもったいないです。
県産材利用に対する助成策は、殆どの都道府県が採用しいていますが、
表1〜4に示したように、その内容は4タイプに分けられます。
第1は低金利での融資。公庫や市中金利より0.5〜1%くらい優遇されます。
上限を1000万円とすれば、年間で10万円の助成を受けられます。
第2は利子補給で、補給利率は融資の場合と大体同じくらいです。補給金が
毎年自治体から支払われるので、融資よりもメリットが分かり易い。
第3は、20〜30万円の補助金。これは初年度に一括して支払われます。
第4は木材の無償提供という現物支給で、大体1戸あたり100本前後が支給されます。
融資や利子補給では、お客様がメリットを感じにくいため、最近では補助金制度に
切り替える県が増えています。
※表1〜4は2004年2月現在のデータです。制度利用の際には確認が必要です。
| 県名 | 県産材比率 | 融資利率 | 金額上限 | 期間上限 |
| 秋 田 | 30% | 1.95% | 1000万円 | 10年 |
| 栃 木 | 50% | 公庫▲1.00% | 600万円 | - |
| 埼 玉 | 60% | 市中▲1.00% | 1000万円 | 10年 |
| 新 潟 | u当たり0.07立米 | 公庫金利 | 600万円 | - |
| 長 野 | 50% | 無利子 | 600万円 | 5年 |
| 三 重 | 65% | 公庫▲0.50% | 750万円 | - |
| 兵 庫 | 60% | 2.00% | 2000万円 | 25年 |
| 徳 島 | 50% | 公庫▲1.00% | 900万円 | - |
| 県名 | 県産材比率 | 利子補給率 | 金額上限 | 期間上限 |
| 青森 | 指定なし | 0.50% | 2500万円 | - |
| 岩手 | 10立米 | 0.50% | - | 5年 |
| 山形 | 60% | 1.00% | 2500万円 | - |
| 茨城 | 40% | 0.14% | 400万円 | - |
| 群馬 | 60% | 1.10% | 400万円 | 10年 |
| 岐阜 | 一定量 | 0.50% | 1520万円 | 5年 |
| 佐賀 | 50% | 1.00% | 1290万円 | 5年 |
| 宮崎 | 指定なし | - | 年4万円程度 | 5年 |
| 県名 | 県産材比率 | 補助金額 |
| 石川 | 75% | 30万円 |
| 山梨 | 70% | 2000円×床面積、上限272万円 |
| 鳥取 | 50% | 60万円 |
| 島根 | - | 30万円 |
| 徳島 | 50% | 15〜60万円 |
| 高知 | - | u当たり1500円、上限134u |
| 福岡 | 70% | u当たり1017円、又は2034円 |
| 大分 | 80% | 37万円上限 |
| 鹿児島 | 60% | 15万円又は20万円 |
| 県名 | 木材の無償提供事業 |
| 秋田 | 乾燥秋田杉を一戸当たり90本以内 |
| 栃木 | 一戸当たり20万円相当の乾燥材 |
| 群馬 | 一戸当たり110本以内 |
| 熊本 | 一戸当たり90本以内 |
| 宮崎 | 杉乾燥材を一戸当たり80本以内 |
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