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●バリアフリーの本来の意味を考える●



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「バリアフリー」という言葉をきくとまず、ほとんどの方は
「段差のない家」ということに直結してしまうのではないでしょうか?

この「バリアフリー」という言葉を直訳すると「支障が無い」とでもいうような
意味になると思います。

ここでいう「支障」をもう少し掘り下げてみます。

この「支障」ということは万人に対しての支障ではないと思われます。
多くの場合「体が思うように動かなくなってきた高齢者」に対しての
「支障」であることは容易に想像できます。

私も祖父母の体が弱っていくのを見て来ましたが、若い人にはなんでもないような
段差等はもちろんのこと、普通の廊下ですら「支障」となる場合がありました。

それは「手スリ」等が設置されていない、「高齢者への配慮がない所」です。
「高齢者への配慮がない所」は別に段差が無くても、
高齢者にとっては支障となっているのです。


では支障があってはなぜだめなのでしょう?


支障がなければ力をふりしぼれば、自分でトイレに行けるかもしれません。
老人福祉施設に行かずとも、自力で生活できる期間が少しでも長くなることも
考えられます。

「自分のことは自分でできる。」このことは人間が自尊心を保っていく上で
非常に大事なことだと思います。

高齢化社会の到来が社会問題となっていますが、これからの高齢化社会は
「ただ呼吸するために生きる。」のではなく
「少しでも長い間、生きがいをもって生涯をまっとうするために生き抜く」

時代に来ているように思います。

そのために建築(住宅)はより長い間自立した生活をおくることが出来るように
しておく必要があります。

最初に申し上げたように「バリアフリー=段差解消」ということのみに終わってしまい
がちですが、大きい視野で考えると下記の条件が必要になると考えます。

大きく二つあげると、

「最低限の体の自由」(寝たきりではない・・・等)
「最低限の思考力」 (痴呆まではいかない状態 )

が上げられると思います。

ではこの二つに対して建築が出来ることを見て生きたいと思います。


まず「最低限の体の自由」ですが
これはひとことで「身体的健康」という言葉に集約されます。

通常バリアフリー対策として行われる

は確かに自立した生活には大いに役立ちます。

しかし、「身体的健康」を助長するかというとそれほどでもないように
思います。むしろ「つまづきを防ぐ」「寝たきりを防ぐ」をいった
マイナス要因への対策といえるかもしれません。

では、より「身体的健康」を助長するにはどうすればいいでしょう?

私は、家の中の「心地よい温熱環境・空気環境」を作ってあげることが
重要だと考えます。シックハウス問題等がさかんに叫ばれますが、やはり
きれいな空気を吸わせてあげるのは体にとって非常に大事なことだと考えます。

又温熱環境の点で考えると、若い人でも言えるのですが、
「冬はコタツで丸くなり、夏はクーラーの効いた部屋でボーっとする」
ことが多くないでしょうか?

これは「運動の機会」を知らずしらずに奪ってしまいます。

動物は年をとっても体を動かして餌を捕獲しなければ生きていくことが
できません。しかし人間はお金さえ払えば食料他、たいがいのものは手に入ります。

これは言い換えると、別に動かなくても生きていけるということであり。
さらにいうと「わざわざ動く機会を作らないと必ず衰えていく」
ことを示しています。

日本の場合、欧米とは違って、家全体の温度制御するのではなく、
どうしても「採暖」といって局所的に暖(冷)をとる習慣がしみついて
しまっています。

これはなにも習慣だけに起因するものではなく、全館温度調整するの
に対応できるほど、建物の性能が無かったことも大きく関係します。
これは「運動の機会」を少なくする問題だけではなく、
「心筋梗塞」等の急激な温度差による症状の原因にもなってしまいます。


次に「最低限の思考力」への対策ですが、
これは「痴呆になりにくくする。」ということになります。

頭も体と同じで、ずっと使っていればそれなりに働いてくれるのですが、
使うことが少なくなると衰えるのが早くなるようです。また、あまり知り合い
のいないようなところで、一人暮らしの年金生活などをしていたりすると、
「肉体的健康」と同じく、「特に頭を使わなくても生活できてしまう。」
ことになってしまいます。

そこで建築が無意識の内にできることというと、できるだけ脳への刺激が
多いようにしてあげることが考えられます。

例えば

少し話が膨らみましたが、私の考える「バリアフリー」をまとめてみました。


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