●質の高い温熱環境?●



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日本ほど四季の多様性に富んだ国は世界中見渡してもほとんどないと思われ
ます。それによって奥ゆかしい文化が生まれてきたことには違いないのですが、
住宅は衣服とは違い季節によって着替えるということができません。そこで
日本では古くは徒然草の時代から「夏を旨とすべし」という格言のようなもの
が40年前くらいまでずっと唱えられて来ました。なぜなら暖をとる方法は昔の
生活においてもいろいろとあったのにくらべて、涼しくする手段はほとんどな
かったからです。例えば暖をとるには厚着をしたり囲炉裏の火を炊いたりとい
ったことでなんとかなります。しかし涼しくするには軒を深くして日光を入り
にくくしたり、通風をよくすること、またうちわであおぐといったことはできても、
クーラーや冷蔵庫のように熱を奪い取る装置はなかったからです。ただ
今現在においてはクーラーはどこの家にも数台あることが常識となり、一概に
「夏を旨とすべし」という格言は時代にそぐわなくなったというのが実情です。
 では大きなところからお話します。夏冬共快適な温熱環境を作るには大まか
に分類すると次の二つの方法しかありません。

一つ目は、深い軒で日光を遮ったり、断熱材を厚くするといったような
外部の厳しい環境をやわらげるという方法です。(建物の性能)

二つ目は、クーラーをつけたり、ストーブをつけたりといった熱を機械などの
力によって強制的に奪取もしくは発生させるという方法です。
     (エアコン等の熱源機の性能)

例えば冬の寒い日にリビングの真ん中において、25度を実現するのに、かたや
すきまだらけの家でストーブをたきまくるのと、もう一方で断熱性能の高い家
で弱めにストーブをつけるのは同じような快適さだと思われるでしょうか?

おそらく感覚的に分かっていただけると思いますが、明らかに後者の方が
快適です。

ちょっと専門的に説明すると、人間の寒暑の感じ方はだいたい
(周りの空気の温度+周りの壁面の温度)/2に相当するといわれています。

またその数値が同じなら空気と壁面の温度が近いほうが快適ということが
いえます。ということはできるだけ建物の断熱性能を高くして、少ない
熱(冷)源で過ごすというこが最も快適に過ごせるということになります。

これはイニシャルコストを見ると負担増になりますが、ランニングコスト、
人体への影響、地球環境保護等の観点から見ると理想的といえます。

ちなみにこの建物の断熱性能のことを一般的にQ値と呼び、
この値が小さければ小さいほど断熱性が高い建物となります。

よく勘違いされている場合があるのですが、Q値の低い家を建てさえすれば
良いと思われる方がいらっしゃいますが、それは少しちがいます。

Q値が低いということは、水筒に例えると、ペットボトルよりも魔法瓶に近い
ものとなります。例えば冬の寒い日に、80℃のお湯をペットボトルに入れたの
と魔法瓶に入れたのでは、どちらが長い時間暖かいかは誰もがわかるところで
す。しかし10℃の冷たい水しか入れなければそれが勝手に25℃にはならない
ということが、魔法瓶では当たり前でも、住宅では勘違いされやすいところで
す。やはりわずかでも室内に熱(冷)源がないかぎり、快適な熱環境は保ち
にくいということになります。

ここで一つ目の「建物の性能」についてお話します。
<ここでいう「建物の性能」というのは、「建物の熱的性能」ということです。
<では建物の熱的性能とはなんでしょうか?
<これも大きく分けて二つあります。

一つ目は 「断熱性」                  「断熱性と外断熱」のページへ

二つ目は 「気密性」です。               「高気密と換気」のページへ

要はこの二つの性能が常に満たされていればよいということになります。
<次は熱(冷)源機のお話です。
<熱(冷)源機に求められる性能は以下のようなものでしょうか?

はっきり言って夏冬共一台でこれらの条件を全てを満たすことのできるものは存在しません。
ただし冷暖房とも一台でいけるという条件だけなら一つだけ存在します。何でしょう?・・・
答えはエアコンです。しかも普及している機械なので、比較的安価です。

2007年3月からは輻射式ということ以外全ての条件を満たすエアコンが発売されます。詳しくはページ後半にて紹介します。

熱源と冷源をそれぞれ考えると


熱源

灯油ファンヒーター、灯油ストーブ、ガスファンヒーター、ガスストーブ
(上記それぞれ開放式、密閉式含む)
※ ここでちょっと説明 燃料を燃やすタイプの暖房機には大きく分けてふたつの方式があります。
開放式
:部屋の中の酸素をもって燃料を燃焼させその副産物である、水と二酸化炭素も
室内にばらまく。普通の石油ストーブ、ガスファンヒーター等がこれにあたり
空気が汚れるので あまり好ましくない。
密閉式
:エアコンのように壁に穴をあけて、外気中の酸素をもって燃料を燃焼させ、副産物も
外に出してしまう。空気が汚れないので理想的。FFストーブ等がこれにあたりますが、
関西ではまず見かけない。
こたつ、オイルヒーター、電気ストーブ、エアコン、温水式床暖房、蓄熱式暖房機
電気式床暖房、パネルラジエター、床下ファンコンベクター、加温コイル・・・山のようにあります。
                     「コラム 床暖房が最高なの?」のページへ

冷源

クーラー、輻射型冷房(まず見ません。私もカタログでしかみたことがないです。)
(扇風機はただ風を動かすだけなので冷源ではありません。)

ということは事実上家庭用の冷源はエアコンしかないのです。

その結果として、建物の断熱性能を高くした上で、日射が入らないような生活を心がけ、
エアコンの使用頻度を下げ、またフィルターの掃除をまめに行う。ということ以外には
どうしようもないということになります。「涼しい家にしたい」のページへ

あとできることは体感温度を下げるために、除湿機を作動させたり、扇風機を
作動させたりすることでしょうか。なにか画期的な発想を期待していた方には
大変申し訳ないのですが、本当にいろいろ調べても他に方法が見当たりません。

(輻射型冷房は性能はいいのですがイニシャルコスト的に万人におすすめでき
ませんので)

冷熱源はそれぞれ説明しました。では何を選べばよいのでしょうか?

2006年後半までは蓄熱暖房機+エアコンの組み合わせを推奨してきました。
実際にこの頃まではその組み合わせでほとんどの物件が施工されてきました。
ただし2006年後半以降はエアコンのみによる冷暖房を推奨する方向に変わってきました。

その理由を以下に述べます。

これらの理由からエアコン冷暖房を推奨する方向に変わって来たのですが ではエアコンの性能がどう上がったのかを以下に記します。

ここでちょっと余談ですが、一般的にマンションは一戸建てより暖かいという話を
よく耳にします。実際のところはどうなのでしょうか?

興味のある方は読んでみてください。「コラム マンションは暖かい?」のページへ

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